夢占いとは
20世紀になって、ジークムント・フロイトとカール・ユングが夢の研究を始めました。フロイトは精神分析学派の観点から、ユングは分析心理学の観点から夢を研究しました。しかし、夢占いの歴史はさらに古く、古代エジプトの文献に夢占いらしき記述が発見されています。ギリシャにも宗教的な儀式のために、夢を利用していたことがあるそうです。また、日本でも「夢合わせ」という、夢を語り吟味する習慣があったらしく、天皇も夢合わせを行っていたとされています。
夢占いは、他の占いとは少し違い、心理学やカウンセリング要素の強いものです。
人によってみる夢は様々で、その意味も人によって異なります。さらに、夢を解釈する側の主観にも影響されます。人種や生活習慣によって、夢の解釈は全く違ったものになる場合も少なくありません。
しかし、夢の中には多くのヒントが隠されており、それを適切に判断することで、生きるうえでの突破口を開くきっかけを掴むことができるものです。
夢のストーリー
眠っているときに見る夢は、普通遠くない過去(今日・昨日・数日前)の記憶が刺激となってあらわれると思っている人が多いと思います。しかし、最近の出来事がそのまま夢に登場することは、あまりありません。
二度寝したときや、起きる直前の夢には、最近体験したことやその日の予定が夢に現れることがありますが、そうでない場合の夢はまったく脈絡がなく、奇想天外なものがほとんどです。しかし、よく観察してみると、過去に似たような経験をしていたり、その夢に近い感覚を体験したことが多いようです。
それらいつくもの要素がランダムに組み合わさり、そこにまったく関連のないイメージがいくつも重なって、一つの夢を構成することがほとんどです。
いくつもの要素が複雑に組み合わさって一つの夢を作っているので、夢を解釈することはとても難しいことですし、時にはまったく解釈できないこともあります。夢を解釈するためには、夢主の感覚に頼らなくてはならない場合があります。
通常の夢は、それがどんなに変な夢であっても、「変なゆめだった」くらいの認識しか持ちません。
それとは逆に、何の変哲もないような夢でも、頭の中から離れず、ずっと記憶に残る夢というものがあります。そのような夢は、過去の経験や生活の中で感じる違和感を元に、メッセージを発している場合があります。
夢占いは感覚?
雑多な夢と、メッセージを含む夢をどうやって見分けるかというと、これは「感覚」に頼るしかありません。毎日自分の夢を記録し、短い時間でもいいので夢と向き合うことを継続することで、この感覚を磨くことができます。夢を記録していくと(夢日記をつけていると)、いつも見ている夢とは明らかに違うと感じる夢があります。
そのような夢は、ほとんどの場合メッセージを含んでいます。
夢占いは信じられない?
夢は、どんなに印象的な物でも、直ぐに忘れてしまう物です。
殆どの人は、毎日夢を見ていると言いますので、一年で少なくとも365回以上夢を見ているということになります。
しかし、多くの人はその内のほんの一部しか覚えていません。それだけ夢からのメッセージを受け取り損ねていると言うことです。
夢診断を信じられなくても、夢の意味に疑いを持っていても、まずは夢を記録しておくことから始めてはどうでしょうか?そうでなければ検討することもできません。まずは少し興味をもって、夢の世界を楽しむことから始めましょう。
